観世流能楽師今村嘉太郎 独立15周年記念公演

道成寺

2025.5.24 土曜日 13時開演 大濠公園能楽堂(福岡市)にて

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What We Do

番組

舞囃子 「養老」水波之伝 今村哲朗 仕舞 「菊慈童」 多久島法子 「松虫」キリ 木月晶子 「網之段」 久保誠一郎 「玉之段」 坂口貴信 「枕之段」 今村一夫 「道明寺」 多久島利之 「松風」 坂口信男 「弱法師」 大西礼久 「山姥」キリ 森本哲郎 舞囃子 「忠度」 観世三郎太  休憩25分 「道成寺」 赤頭 白拍子・蛇體 今村嘉太郎 2025.2.26現在 番組内容は変更になる可能性があります。

「道成寺」出演者

「道成寺」赤頭 白拍子・蛇體 今村嘉太郎 道成寺住僧 御厨誠吾 侍僧 宝生尚哉 侍僧 小林努 能力 野村万禄 能力 吉住講 笛 杉信太朗 小鼓 成田達志 大鼓 白坂信行 太鼓 田中達 地謡 岡久広 坂口信男 多久島利之 森本哲郎 今村一夫 久保誠一郎 杉浦悠一朗 小倉要二郎 後見 観世三郎太 坂口貴信 林本大 鐘後見 大西礼久 今村哲朗 笠田祐樹 山口剛一郎 井内政徳 2025.2.26現在 出演者は変更になる可能性があります。

道成寺について

道成寺は、能のなかでも大曲のひとつです。

この曲の見せ場のひとつである乱拍子(らんびょうし)は、シテと小鼓で演じられ、15分ほども両者の息使いだけで間を合わせ、続けていく難所です。この場では、小鼓はシテに向かい合うように座り直し、集中した世界を創っていきます。他に、特殊で華やかな囃子の手も多く、道成寺ならではの見せ場がたくさんあります。

最大の山場ともいえる鐘入りは、落ちてくる鐘に、シテが飛び込む大変危険な演技です。鐘はとても重く、タイミングが合わないと、大きなケガを負い、死に至るような危険もはらんでいます。鐘入りで鐘の綱を手放す「鐘後見(かねこうけん)」は、シテに次いで重い役割といえ、力量のあるベテランが務めることになっています。

後場への面・装束の付け替えは、シテが鐘の中で、たったひとりで行います。後見なく、ひとりで装束替えを行うものは、現存する曲では道成寺ただひとつです。そのほか、シテは、鐘の中で、地謡に合わせて鐘を揺らす、鐃鈸(にょうばち)を鳴らすといった特殊効果を務めなければなりません。

「道成寺」は、鐘にまつわる物語であり、始め鐘後見によって鐘が吊り上げられ、曲中、鐘入りがあり、また鐘楼へ戻るといった具合に、ある意味、鐘が主役を担っています。一般に、舞台を水平に使う能の中で、「道成寺」は、空間の垂直性に目を向けた、新たな試みともいえるのです。

今村嘉太郎15年のあゆみ

今村嘉太郎独立後の代表的な公演のご紹介です。

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2025年3月8日

事前講座のご案内(5/10アクロス福岡)

「道成寺」のあらすじやみどころ、観能がより楽しくなるエピソードなどを、「道成寺」の主役、観世流シテ方能楽師 今村嘉太郎が解説します。能楽が初めての方に

2024年12月31日

道成寺2025特設サイトをオープンしました

道成寺2025特設サイトへようこそ。こちらは「道成寺」観世流能楽師今村嘉太郎独立15周年記念公演の情報を発信するWebサイトです。最新の情報、重要な情

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